こんにちは、ゆきの(@2001senpea)です。
今回は「離婚したい」と思ったときの対処法についてお伝えします。
まず、今本気で「離婚したい」と思っているなら、この記事はお勧めしません。
具体的に、冷静に、離婚への行動をはじめましょう。
そうではない、本気で別れたいなんて思っていないあなたへ。
「もう別れたい……」「別れてやるっ!」「別れたらきっと楽」と考えたことがある女性は多いと思います。
そう思ったとき、どうやって落ち着いた気持ちを取り戻すのか。
わたしの対処法について「新ルールズ」を参考引用文献にしながらお伝えします。
あなたがもし「別れたい」と思ったときの参考になったら嬉しいです。
「新ルールズ」という本については、以下の記事の「ルールズシリーズとは?」の項目に書いていますので、気になる方は読んでみてくださいね。
離婚するより結婚生活を続けるほうが楽
あなたは
「もう別れたいっ!」
「絶対、別れてやるっ!」
と思ったことはありますか?
わたしはあります。
「こんな思いをするなら、1人になった方がイイ。きっとその方が楽」
「やっぱりわたしには結婚生活は無理なんだ……向いてない」
何度かそう思ったことがあります。
長い結婚生活の間、別れを一度も考えたことがない人っているのでしょうか?
いるかもしれませんが、少数派な気がします。
わたしは
衝動的に別れたいと思うことはあって当然
だと思っています。
「自分の夫は、良いところしかない」
「嫌な部分も嫌な時もない」
「自分たち夫婦はいつも愛情たっぷり、いつも仲良し」
と言われたら、不自然に感じてしまいます。
でも、衝動的に「別れたい」と思うのと、本当に離婚するのとは、話が別です。
離婚は本当に大変です。
離婚するならば、今の結婚生活を続ける方がずっと楽です。
なぜ離婚は大変か?
なぜ離婚するより、結婚生活を続けるほうが楽なのでしょうか?
以前の記事でも
今のパートナーと別れたい明確な理由がないのであれば、離婚するよりも今の結婚生活を改善したほうがずっと楽だし、ずっと幸せ
とお伝えしました。
わたしは離婚したことを後悔していません。
離婚経験があるからこそ、今のわたしがいます。
あの経験があったからこそ、と思えるので、後悔していないと言いきれます。
でもわたしの離婚は、周りの人に嫌な思い、悲しい思いをたくさんさせました。
わたしの親や親せき、元夫の親や親せき、元夫とわたしを知っている共通の友人たち……彼らを傷つけましたし、彼らに申し訳なかったという思いは今でも消えません。
それに、わたしの一度だけの経験ですが、とにかく離婚は大変です。
「うちの夫婦はもう冷め切っているから、ダンナもすぐにOKすると思う」という場合なら、比較的早く決着がつくかもしれません。
夫婦二人ともが離婚に同意して、離婚届を書いて提出という「協議離婚」ならば、最短でその日のうちに終わります。
でもそのような例は少ないでしょうし、今、わたしの「幸せ結婚生活」の記事を読んでいるあなたは、本気で離婚を望んでいるわけじゃないですよね。
離婚したいと思ったときは?
想像上の第二の夫と浜辺を散歩することを考える前に、別れに伴う不愉快なことを想像してください。離婚の弁護士を雇うこと、書類の手続き、お互いの非の責め合い、資産の分配、子供に「パパは出ていくのよ」と告げること、子供の養育権をめぐる闘い、引越しの荷造り、結婚式のアルバム写真を二人で分けること、ゴミ捨てをはじめ彼が当たり前のようにやってくれていたことを自分でやること、お正月やバレンタインズ・デイを一人で過ごすことなど。それでも彼と別れたいですか?一緒にいたら、悪いことより良いことのほうが多いとは思いませんか?
(中略)
なぜ彼と結婚をしたのか、思い出しましょう。無理にでも、彼の長所をリストにしてみましょう。ええ、いくつかあるはずですとも!
(引用「新ルールズ」の「ルール36 再婚するより結婚生活を持続させるほうが簡単」より)
離婚するのは大変だとわかった、でも別れたいと思ったとき、どうしたら良いのでしょうか。
対処法①本気で具体的に考えてみる
本当に別れたいのか、別れるとしたらどうなるのか「本気で」「具体的に」考えてみましょう。
あなたが「離婚する」と決め動き出したら、どんなことが起こるのでしょうか?
何を決めなければならないのでしょうか?
例えば……
・未成年のお子さんがいる→お子さんは夫婦どちらと暮らす?お子さんにどう伝える?など
・購入した家がある→夫婦どちらの物にする?それとも売る?どちらかが住み続ける?ローンを組んでいたらどちらが支払い続ける?など
・一緒に貯金をしていた→いくらずつ分ける?どちらかが全部もらう?など
・家電や家具など今まで一緒に使っていた物がある→どう分ける?など
・親や親せきや友人、近所や職場の人たちにいつ、どう伝える?
これらを乗り越えてでも、本当に離婚したいのか、夫と一緒にいたくないのか、本気で考えてください。
「いやもう、どれほど大変でも別れたいっ!」そう思うなら、離婚もありだと思います。
わたしは離婚を否定しません。
一度結婚をしたら絶対別れるべきではない、とは思いません。
でも例えを読んで、自分に当てはめ、具体的に想像したら、ちょっとうんざりしませんか?
対処法②夫がしてくれた良いことを思い出す
「離婚したい」と思うとき、ほとんどは夫に対する不満があったときだと思います。
夫が何もしてくれない
夫が嫌な言い方をした
夫が不愉快な態度をとった
そんな夫の言動に不満が溜まり、あなたは悲しくなって、夫とはやっていけないと爆発したのです。
でも夫は本当に何もしてくれなかったのでしょうか?
いつも嫌なことしか言わないですか?
不愉快な態度ばかりあなたにしますか?
そんな相手と、あなたは何年も一緒にいたのでしょうか?
多くの人は、自分がしてあげたことは覚えているけど、してもらったことは忘れやすい、とわたしは思っています。
落ち着いて、よく思い出してみましょう。
夫がしてくれたこと、もらって嬉しかった物、嬉しかった言葉、一つもありませんか?
思い出せたのなら、不満な気持ち、悲しい気持ちが少しずつ和(やわ)らいでくると思います。
一つも思い出せない人……本当に一つもないのなら、ちょっと問題かもしれません。
夫が問題なのではなく、あなたが、です。
あなたは夫からのプレゼントを上手に受け取っていないかもしれません。
この記事を参考に、まず受け取り上手になってみませんか?
わたしの場合
記事の最初に、わたしも別れたいと思ったことがあると書きました。
そんなとき、対処法①に書いたように、具体的に別れるとしたらどうなる?と考えます。
まず今、わたしが別れを切り出したら、夫は別れを了承しないでしょう。
夫が「じゃ別れるのも仕方ないね」と思えるような別れたい理由(「わたし他に好きな人ができたの」とか「夫の浮気に耐えられません」とか)がないのです。
わたしの場合、ここでもう気持ちが落ち着きます。
夫と話し合う場面を想像するだけで気持ちが萎(な)えるし、何より「わたし、別れたい理由、べつにないじゃん……」と冷静になるのです。
落ち着いてきたら、手帳を見返します。
先ほどご紹介した「受け取り上手になりましょう」の記事にも書いてありますが、わたしは夫がしてくれて嬉しかったことを手帳に書いています。(夫以外の人にしてもらった嬉しいことも書いています)
それを見返すと「あぁ~こんなに色々してくれたんだ」と具体的に思い出せます。
その後、すごくすごく自分勝手なのですが
「こんなに色々してくれる夫と別れるなんてもったいない。一緒にいよう。二度目の離婚はやっぱりイヤだ」
と思うのです。
注意してほしいこと
最後に一つ、注意してほしいことをお伝えします。
あなたが本気で離婚したいと思っていないのなら、絶対に「離婚」という言葉を口に出さないでください。
「離婚」という言葉を口にすると、かならずしっぺ返しがやってきます。男性は妻の言葉に影響されやすいのです。ですからあなたが「私たちの結婚生活は幸せね」と言えば、夫もそうだと思うでしょう。あなたが夫に不満があるとつねに言い続けていたら、夫はそう受け取るし、自分も不満があると思うのです。
(中略)
言葉は人そのものです。あなたも自分の使う言葉を、注意深く選んでください。
(引用「新ルールズ」の「ルール16 『離婚』という言葉を口にしない」より)
引用にあるように、夫へ与える影響もありますが、わたしはあなた自身にもその言葉は強く影響すると思います。
だから衝動的に、一時の感情で「離婚する」と口に出すのはやめましょう。
口にするときは、本気で別れを決めた時だけです。
あなたには、この言葉を口にする日がずっと来ないことをわたしは願っています。
妹たちへ(おわりに)
「別れたい」と思うのは、悪いことでも、ダメなことでもないです。
結婚生活は毎日毎日、日々を重ねる日常生活です。
数日で終わる、特別な日々ではありません。
良いときもあれば、悪いときもあります。
「この人と結婚して本当に良かった~」
と思うときがあるならば
「別れたい」
と思うときがあるのも当然です。
「別れたい」そう思ったときに、この記事を思い出し、気持ちが少しずつでも穏やかになってくれたら嬉しいです。
◆ほかにも【幸せ結婚生活】の記事を書いています。こちらからどうぞ。
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