こんにちは、ゆきの(@2001senpea)です。
わたしは読書が好きです。
多読ではないし、読書が趣味と言い張れませんが、好きではあります。
短編推理小説だけ読んでいた時期や、実用書・ビジネス書・新書を多く読んでいた時期もあります。
最近はランダムで、小説も読むようになりました。
今回はわたしが小説を選ぶときの基準と、手元に置いている「ほっこり・ほのぼの小説」をご紹介します。
好きな小説の基準
ほのぼの・ほっこり、嫌な気分にならない小説が好きです。
深く考えこまなくて済む、難しい表現が多くないもの。
読んだ後、穏やかな気持ちになれるものが良いです。
ほのぼの・ほっこり以外の基準は
・人が殺されない
・登場人物が良い人
・文庫化されている
・シリーズ化されている
です。
人が殺されない
第一に人がたくさん殺されないこと。
20代の頃、短編推理小説ばかり読んでいた時期がありました。
当時は、殺人シーンが描かれていても平気だったのですが、今は読みたいと思えません。
人が亡くなるシーンは大丈夫。
でも殺人は、殺された人・殺した人・その周囲の人のことなど色々考えすぎて、つらくなってしまいます。
しかもそのことばかり思い出してしまい、楽しめない……。
登場人物たちが好き
主人公だけでなく、登場人物が良い人たち……嫌な人があまり出てこないこと。
良い人や嫌な人の基準は、人によって違うと思うので、主観的ですが……。
読んでいて「こんな人とお友だちになりたいな」「こんな人が周りにいたら楽しいだろうな」と思える人が出てくる小説が好きです。
すごく意地悪な人や、傲慢な人が多く登場するのは苦手。
文庫化されている
わたしが小説を読むのは、隙間時間が多いです。
電車移動のときや、仕事の休憩時間や、ちょっとした待ち時間など。
持ち歩きたいので、手軽な文庫本になっていることも基準のひとつです。
ステキな装丁の単行本も憧れます。
でも今のところ、家でじっくり小説を読むことは少なめなので、手軽さ優先です。
今後、電車通勤になったり、出張や旅行が多くなったら、電子書籍化されていることが基準になるかもしれませんが、今は文庫本を持ち歩くのがちょうど良い。
シリーズ化されている
これは、もし満たしたら嬉しい基準ですが、2冊目以降が出ている小説。
登場人物のその後が知れたり、様々な描かれ方をしていると、すごく楽しいです。
頻繁にリサーチして、続きが出たらすぐ買うわけではありません。
本屋さんをフラフラしているときに続きが出ているのを発見し、手に入れるのが嬉しいのです。
おすすめのほっこり、ほのぼの小説たち
「ぶたぶた」シリーズ
「山崎ぶたぶた」という名前のピンクのブタのぬいぐるみが主人公の小説です。
ブタのぬいぐるみなのに、中身は中年男性という設定で、完全にファンタジーの世界なのに、妙にリアル。
「どこかにぶたぶたさんは実在するんじゃないか?」「ぶたぶたさんとお友だちになりたい」と読むたびに思います。
わたしはこの世界観にかなりはまってしまいました。
わたしの母は「なにこれ?どういうこと?変」と、はまらなかったので、万人受けはしないかも……。
でもちょっとでも気になったら、1冊読んでみてほしい……。
ぶたぶたシリーズは、29冊が出版されています。(2019年1月現在)
基本、29冊のどれから読んでも大丈夫です。
でも著者の矢崎存美さんのブログに
『再びのぶたぶた』と『ぶたぶたのおかわり!』はなるべく後半にした方がいいと思います。
(引用「矢崎電脳海牛ブログ」より)
と書いてあったので、1冊目は上記以外をおすすめします。
まだ29冊全部読み切っていませんが、必ず全シリーズ読みたいです。
「れんげ荘」シリーズ
以前参加した読書会でもおすすめした小説です。
有名広告代理店を45歳で早期退職し、無職になった女性のお話です。
退職後は働かないと決めていた主人公は、家賃3万円のアパートで暮らし始めます。
アパート住人とのやり取りや、古い木造アパートでの暮らしぶり、無職で人生を送り続けることへの心の揺れなどが丁寧に描かれています。
「れんげ荘」シリーズは、3冊目までが文庫化されています。(2019年1月現在)
「パンとスープとネコ日和」シリーズ
れんげ荘シリーズと同じ、群ようこさんの小説。
こちらも、長く勤めた出版社を50歳で退職した女性のお話です。
れんげ荘と違い、こちらの主人公は退職後、食堂をオープンさせます。
売り上げ最優先ではない、こだわりいっぱいのお店。
食べものを扱うことに対する真摯な姿勢や、従業員の女性とのやり取り、一人暮らしの主人公が家族のように思う猫との日々が優しく描かれています。
主人公を小林聡美さんが演じドラマ化もされています。
「パンとスープと猫日和」シリーズは、3冊目まで文庫化されています。(2019年1月現在)
「東京すみっこごはん」シリーズ
わたしは連作短編小説が好きなのですが、こちらはそういう形式の小説です。
「パンとスープと猫日和」と同じく、食べ物のお店のお話。
でもこちらは、普通の食堂ではありません。
夕方の受付時間までに訪れた人たちで料理をし、それをみんなで食べる食堂です。
そこに集う人々の物語。
人はみんな、色んな事情を抱えているんだよなーと改めて思わせてくれる。
「おうちごはんってやっぱりイイ」と暖かな気持ちにさせてくれる小説です。
「すみっこごはん」は2冊目までが文庫化されています。(2019年1月現在)
「あずかりやさん」シリーズ
一日100円でなんでも預かってくれる「あずかりやさん」の物語。
こちらも連作短編小説。
あずかりやさんにやってくる人々と、店主とのやり取りが好きです。
店主のお客さんへの対応、言葉遣い、立ち居振る舞いは、淡々としているのですが、心地よい。
2冊が文庫本で、出ています。
まとめ
「ほっこり・ほのぼの」小説を読みたい人だけでなく
・本を読んで暖かな気持ちになりたい人
・たまには小説も読んでみようかなと思った人
・読書に興味があるけど何を読んでいいのかわからない人
にもおすすめです。
気になった本があったら、一度手に取ってみてくれたら嬉しいです。
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